1着馬に
フェブラリーS(GI)の優先出走権が与えられる
東海S(GII・ダ1800m)に美浦から出走する注目馬について、関係者のコメント。
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ディアデルレイ(牡7・美浦・
牧光二)について、牧調教師。
「前走(
師走S・OP・1着)後は疲れをしっかりと取り、年が明けてからピッチを上げて調整をしてきました。今週(1/17)はきついかなとも思いましたが、ウッドチップコースで追い切る前に坂路に入れました。馬にも余裕があって良い負荷をかけられましたし、キリッとした顔付きをしてとても集中していて、動きも反応も良かったです。
以前は気ムラな面もありましたが、ここ2戦は集中して走っていますし、脚捌きも軽くなってきました。左回りの東京でも走れていますし、中京コースも問題ないでしょう。能力が高い馬なので、重賞でも頑張ってほしいですね」
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ローズプリンスダム(牡4・美浦・
畠山吉宏)について、畠山調教師。
「前走(
チャンピオンズC・GI・12着)後は短期放牧に出て、戻ってきてからは予定通りに追い切りを重ねてきています。今週(1/17)はジョッキーが乗って、ある程度しっかり併せて追い切りましたが、まずまずの動きで順調に仕上がっています。前走は前が止まらず馬群が固まったままで、直線で進路を探す形になりました。直線でバラけて隙間ができないのは、メンバーのレベルの高さの表れだと思います。ただ差はさほどなかったですし、成長途上の3歳での挑戦だったことを考えると悲観する内容ではなかったと思います。
今回は重賞の
レパードS(GIII)で勝ってくれた木幡(巧)騎手が乗ってくれますし、思い切った競馬をしてほしいですね。あとは展開が味方してほしいです」
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ゴールデンバローズ(牡6・美浦・
堀宣行)について、森調教助手。
「2週前の
ポルックスS(OP)を除外になりました。ただその分、乗り込みはしっかりできて、前走(
武蔵野S・GIII・13着)以上の状態です。今週(1/17)は相手に合わせた追い切りでしたが、無理なく動けていました。器用ではないので中京の1800mをこなせるかどうかですが、気を抜かず最後まで集中して走れればと思います。年齢を重ねてズブくなってきているので、今回は距離を延ばしてみました」
(取材・文:佐々木祥恵)