「根岸S・G3」(28日、東京)
「あと2勝で200勝になるんだよ。いろいろあったが、なんとか区切りをつけたいね」
2月末で引退を迎える佐藤正雄調教師(70)=栗東=が力を込める。調教師免許取得は97年で、JRAで積み重ねた勝ち星は「198」を数える。
期待をかけるのが根岸Sに出走させる
サイタスリーレッド。昨年5月、
栗東Sでオープン特別を勝っている実力馬。さらに9月には浦和で行われた地方交流の
オーバルスプリントを制覇。JRAでの実績から人気はないが侮れない存在だ。
最終追い切りは24日、栗東坂路で併せ馬。同厩の
ワンダープレジール(6歳500万下)と併入。タイムは4F51秒3-37秒9-13秒3をマークした。もともと調教駆けするタイプとはいえ、1週前にも4F53秒3を出しており、現在の状態の良さが伝わってくる。
「今回からブリンカーを着用することにした。ハナにはこだわっていないけど、メンバー的に押し出されるかな」と、佐藤正師はレース展開を予想する。気分良く先行できれば波乱を呼ぶ可能性は十分だ。
提供:デイリースポーツ