「
エルフィンS」(3日、京都)
春の大舞台に向けて、もうこれ以上の足踏みはできない。必勝を期し、
トロワゼトワルが淀の一戦に乗り込む。
重賞挑戦となった近2戦は4、5着。しかし、いずれも敗因は明白だった。前々走のアルテミスSは道悪、前走の
フェアリーSは痛恨の出遅れを喫して万事休す。安田隆師は「前走はジョッキー(福永)が“自分のミスです”と言っていました。ペースがスローになったのもまずかった」と振り返る。
いざ反撃へ。中間は過不足なく乗り込まれ、最終追いも文句のつけようがない動きをアピールしていた。「ここまで変わりなく順調だし、賞金を加算したいので頑張ってほしい。できれば良馬場でやりたいですね」と師は1日、期待をにじませる。
新たにコンビを組むのは
エルフィンS過去5勝を誇る
武豊。11年
桜花賞馬
マルセリーナなどを輩出した登竜門レースで、名手が鮮やかにクラシックへの道筋をつくってくれるに違いない。
提供:デイリースポーツ