1着馬に
高松宮記念(GI・中京芝1200m)の優先出走権が与えられる
阪急杯(GIII・阪神芝1400m)に美浦から出走する注目馬について、追い切り後の関係者のコメント。
■
レッドファルクス(牡7・美浦・
尾関知人)について、尾関調教師。
「先週は思っていたよりも動いて馬に気が入ってきましたので、これ以上気合いを乗せる必要もないと考え、今週はダートコースで単走で追い切りました。
阪急杯を使った後の大目標の
高松宮記念に向けて疲れを残さないようにということがテーマの追い切りでしたが、時計も速くなりすぎませんでしたし、動きも良く見えました。疲れが残りづらいダートコースでやれたのは良かったですね。
JRA賞の
最優秀短距離馬の看板を背負って初めての競馬になりますし、良いレースをして
高松宮記念に向かえればと思っています」
■
ディバインコード(牡4・美浦・栗田博憲)について、会津調教助手。
「コンスタントに走っていますが、状態はキープできています。前走(
東京新聞杯・GIII・5着)も見せ場十分のレースで頑張ってくれました。1600mは守備範囲ではありますが、1400mの方が合っていると思います。競馬が上手で、いつも堅実に走りますし、このメンバーでどういう競馬をしてくれるのか楽しみですね」
■
アポロノシンザン(牡6・美浦・
鈴木伸尋)について、鈴木調教師。
「前走(
阪神C・GII・14着)は前半のペースが速かったので、あの強いメンバー相手では差されてしまいますね。それに前走は馬に硬さがあったのですが、今回は硬さもなくて雰囲気も良いです。先週もハードに追い切っていますし、今週(2/21)も予定通りに追い切りができました。良い動きだったと津村騎手も話していました。
前半34秒台で運ぶことができれば終いも34秒台で上がれますし、昨年の春、阪神で1000万条件を勝った時のようなラップでレースができればと思います」
■
ペイシャフェリシタ(牝5・美浦・
高木登)について、高木調教師。
「来週の
オーシャンS(GIII)も視野に入れていましたが、
阪急杯を選択しました。先週、今週(2/21)と追い切りではしっかりと動けていて、順調に調整できています。1200mの方が切れる感じもありますが、1400mでも勝っているので問題ないでしょう。ここで賞金加算をして、何とか
高松宮記念(GI)に出走させたいと思っています」
(取材・文:佐々木祥恵)