今週は
ウオッカの仔の
タニノフランケルと
タニノアーバンシーが出走しますね。
タニノフランケルは土曜の中山・
水仙賞、
タニノアーバンシーは日曜の小倉メイン・
関門橋ステークスと、姉弟ともに特別戦に出走します。
タニノフランケルは放牧をはさんでここを目標に仕上げられました。
放牧から戻ってしばらく後に担当の中田厩務員から「体は成長していますよ!」と聞いていました。確かに、520キロ台と大きめの体ですが、さらに幅も出て背も高くなっています。
「休み明けからピリッと動けるかどうかは実際に競馬で走ってみないとわからない面もありますが、追い切りだけ見る限りでは動ける態勢になっています」と辻野助手。
中山は初めてですが、陣営は「前々で動ける馬ですから、こなしてくれると思います」(辻野助手)としています。
戸崎騎手への乗り替わりも「乗り難しい馬ではない」(辻野助手)ので、特に問題なさそうですね。
そして、日曜メインの
関門橋ステークスに出走する
タニノアーバンシー。前走・
愛知杯は重賞初挑戦でした。
「直線で手前を替えたときに少し歩様が乱れたということで、そこからは無理をしていませんでした。その分、走りきらなかったという印象です」(辻野助手)
その後、短期放牧をはさんで状態を確認してから調整を再開しています。21日の追い切りではレースで騎乗する藤岡康太騎手が手綱をとり、馬なりで52秒1-11秒9という時計を出しています。
「藤岡康太騎手は、すごくよかったという感触をつかんでくれたようです」
自己条件に戻って、実績のある小倉コース。ここは期待できそうですね。
(取材・文:花岡貴子)