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グランプリ2017」の表彰式、記者会見が27日、東京都内で行われた。
殊勲調教師賞を受賞した大井・
荒山勝徳調教師は「個人の賞をいつか獲ってみたいなとは思っていましたが、これも
ララベルがいてくれたおかげです」と喜びの声。その
ララベルの存在については「僕自身ももちろん、スタッフの刺激にもなりましたし、地方の騎手や関係者にすごく希望や夢を与えてくれた馬」と愛情に溢れたコメントを寄せた。
愛馬は表彰式当日に繁殖生活を送る北海道に出発。「馬運車への見送りは何回もあったんですけれど、今日だけはもう戻ってこないのかと思うと、込み上げてくるものがありました」。地方所属馬初の
JBCレディスクラシック勝利という快挙については、「2歳の頃からの
ララベルのことが思い出されて、“この馬がやってくれたんだ”と思うと、涙が抑えられなかったですね」と語った。
今年はその
ララベルのラストランで
中央競馬の
フェブラリーSにも参戦。「出走できただけでも光栄なこと」としながらも、「すごく高い目標だとは思うのですが、中央のGIを穫れるような馬を作っていきたいと思います」と今後の抱負を明かした。