「
アネモネS」(11日、中山)
小柄な
ダノングレースが、仕切り直しの一戦に向けて、好仕上がりを見せている。
前走のアルテミスSは8着。やや出遅れもあったが、4角では大外を回らされるロス。それでも直線はメンバー2位タイの上がりで勝ち馬から0秒6差に詰めた。初の輸送競馬もあって10キロの馬体減、初コース、勝ち馬が
ラッキーライラックだったことを思えば悪くない内容だ。
その後は放牧でリフレッシュ。410キロ台の
ディープインパクト産駒に、国枝師は「体は前走(412キロ)と一緒ぐらいかな。小さいディープといった感じだね」と父譲りの末脚を評価する。札幌での新馬勝ちから、コース変わりも良さそうだ。「うまく立ち回ってくれれば」。桜への権利獲りの一戦に、指揮官は好勝負を期待している。
提供:デイリースポーツ