桜花賞TR・
フィリーズレビューに
イサチルルンルンを送り出す
竹内正洋調教師(39)=美浦=は、開業4年目を迎えた新進気鋭のトレーナーだ。15年に開業して同年5勝、16年10勝、17年12勝と、確実に
ステップアップしている。
新馬戦(5着)以来の芝だった前走で2勝目をマークしたルンルン。「以前(芝を)使った時とは馬が変わってきて、素軽さが出てバネが良くなってきました。ためてしまいを生かす競馬が合うと思っていたけど、思い通りの脚を使ってくれました」と目を細める。
2度目の関西遠征だが、「本番の権利が獲りやすいところ」と前走後即断。先週に続き7日の最終リハにも自らまたがり、美浦CWで併せ馬。先行先着に「先週しっかりやってあるし、輸送もあるので。終始手応えは良かったし、いい感じで走っていました。状態は良好です」と胸を張った。
「今年の目標?数字的なこだわりはないですね。その馬に合ったところでいい成績を挙げさせたい。それが結果につながれば」。控えめながらも、口調は力強い。ここまで重賞は昨年のフラワーC2着(
シーズララバイ)が最高。初の平地G1挑戦へ、まずは念願の重賞Vを。一歩一歩だが、その歩みはしっかりと前に進んでいる。(デイリースポーツ・村上英明)
提供:デイリースポーツ