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牝馬クラシック第一弾、注目はあの馬/桜花賞展望

  • 2018年04月03日(火) 06時00分
 昨年は単勝オッズ140円のソウルスターリングが3着に敗退。一昨年も150円のメジャーエンブレムが4着に敗れ、その前年も160円のルージュバックが9着に敗れている。

 あとになって振り返れば、人気を裏切った断然人気馬もそれぞれ不安材料を抱えていた。しかし、桜花賞の時点ではそれが表面化しておらず、多くの予想家やファンによって「この馬は大丈夫」と信頼されていたわけである。近年の桜花賞の教訓を活かすならば、堅い人気馬に思えてもその裏を探ってみる必要がある。

1.牡馬混合重賞での経験が活きる

 昨年勝ったレーヌミノル小倉2歳Sの勝ち馬。一昨年の勝ち馬ジュエラーにはシンザン記念2着の実績があったし、2015年の勝ち馬レッツゴードンキ札幌2歳S3着、2014年の勝ち馬ハープスター新潟2歳Sの勝ち馬。2012年の勝ち馬ジェンティルドンナシンザン記念勝ち馬で、2011年の勝ち馬マルセリーナシンザン記念で3着していた。牡馬相手の重賞での好走履歴は、近年の桜花賞を勝つためにはマストとすら言える条件になっている。

2.前走は着順より人気を重視

 昨年の勝ち馬レーヌミノルフィリーズレビューで2着に敗れたことで8番人気にまで支持を落としていたが、フィリーズレビューでは単勝180円という断然の支持を受けていた。一昨年の勝ち馬ジュエラーは、チューリップ賞1番人気2着→桜花賞3番人気1着。ハープスターのような前哨戦と連勝したタイプも、前哨戦でしっかりと人気を集めている。

3.小さい馬は勝ちが遠い

 コース改装になってから昨年までの11回で、馬体重450kg未満の馬の勝利は2008年のレジネッタが最初で最後である。昨年は436kgのリスグラシューが最後詰めきれず2着、一昨年は494kgのジュエラーが426kgのシンハライトをハナ差で交わし、2013年は484kgのアユサンが430kgのレッドオーヴァルに競り勝った。前走の馬体重としては、できれば460kgくらいはほしいところだ。


 4戦4勝の2歳女王ラッキーライラックが人気を集めるが、「牡馬混合重賞実績」という点でリードするアーモンドアイに注目したい。牝馬によるシンザン記念勝ちはジェンティルドンナ以来の快挙で、牝馬の枠を超えたスケール感を持つ。3か月の休み明けでの挑戦は異例のローテーションになるが、なにか不安があったわけではなく当初の予定通り。女王を破るシーンは十分に考えられる。

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