「
青葉賞・G2」(28日、東京)
6番人気の
ゴーフォザサミットが直線で鋭く抜け出し、2馬身差をつけて重賞初V。2着
エタリオウとともに、ダービー(5月27日・東京)への優先出走権を獲得した。コンビを組んだ蛯名は、27年連続のJRA重賞勝ちで、レース最多の4勝目。悲願のダービー制覇へ、力強く名乗りを上げた。
青葉賞歴代最多の4勝目。昨年のダービーを
レイデオロで制し、ダービートレーナーとなった藤沢和師が、今年も有力馬を競馬の祭典に送り込む。6番人気の低評価に反発するかのように、
ゴーフォザサミットが快勝を決めた。
文句なしの勝利だ。好スタートを決めて、内々の5、6番手のポジションでスムーズに折り合う。直線に入ると、先頭に立った
エタリオウの外からグイグイと末脚を伸ばす。鞍上の左ムチに応え、残り200メートルでは完全に突き抜けた。
「道中も上手に走っていたし、脚を使ってくれると思った。まだ緩くてもたれていたけど、最後までよく伸びてくれた」と蛯名は汗を拭いながら、会心の勝利を振り返る。そして、「ダービーに参加できるのは、ジョッキーとしてもうれしい」と、25回目の祭典挑戦に胸を躍らせた。
未勝利-
百日草特別を連勝したあと、
共同通信杯4着、ス
プリングS7着と重賞の壁にはね返されたが、ここにきて急成長。藤沢和師は「調教でも動いていたし、東京の長いところは良さそうだったから。はい、次も蛯名で行きます。いい作戦を考えておきますよ」とニヤリ。悲願達成を狙う関東のベテランとともに勇躍、大一番へと向かう。
提供:デイリースポーツ