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カツジに騎乗予定の
松山弘平騎手――前走の
ニュージーランドトロフィーを振りかえってください。
松山 スタートは五分に出たのですがそのあと自分から行こうとしなかったので、馬のリズムに合わせてということでああいったポジショニングになったんですけど。反応はすごく良かったですし折り合いもしっかりついていたので、強い競馬をしてくれたなと思います。外をまわってあれだけの脚を使ってくれて、本当に強い競馬だったなと思いました。
――前走は2か月ぶりの競馬。一度使われて変わってきたところは?
松山 そんなにすごく変わったというのはないのですが、順調にきていまして。前走もいい状態なので、変わらずに来ているかんじです。
――1週前追い切りはいかがでしたか?
松山 1週前なので最後までしっかりと追いました。反応を確かめるように乗りました。反応はすごく良かったですし、まっすぐブレずに力を出せたなという印象でした。
――今週の追い切りはいかがでしたか?
松山 今週はこれから輸送もありますので、終い重点という内容でした。
ニュージーランドトロフィーを勝ったときのようなパターンで来ているのかな、と思います。いい追い切りができたなと思います。
――デビューからずっと乗っていて、どのあたりに成長を感じますか?
松山 デビューしたときから本当にいい馬だったんですが、気性的にも成長しているところがありますし、安定感が出てきたなという感じがします。
――
きさらぎ賞だけ5着でしたが、普段と違うところはありましたか?
松山 そんなに普段と違うところはなかったですね。敗因がいまいちわからないのですが、プラス体重や距離の影響があったのかもしれませんが。自分としては距離も問題ないかな、と思っていました。
――改めてこの馬の良さは?
松山 自在性がありますし、前走のように凄い脚も使えますし、どこからでも競馬ができます。本当に乗りやすい馬です。
――東京コースについてはいかがですか?
松山 初めての東京コースなので自分がしっかり馬を導いてあげられるように頑張りたいなと思います。
――最後に抱負を。
松山
カツジ、本当にすごくいい馬ですし、なんとか自分の師匠の厩舎でもあるので池添(兼雄)先生と一緒にGIを勝ちたいなと思います。応援していただければなと思います。頑張ります。
(取材・文:花岡貴子)