3日(祝・木)、
園田競馬場ではダート
グレード競走・第19回
兵庫チャンピオンシップ(JpnII ダート1870m)が行われ、圧倒的な1番人気だった
JRAの
テーオーエナジーが直線で抜け出して重賞初挑戦で勝利を飾った。
ビッグスモーキーが逃げ、1周目のスタンド前で2番手に上がった
キャベンディッシュが追走。スタートを決めた
メイショウヒサカタと
テーオーエナジーが好位を固めた。2周目4コーナーで、先行する
ビッグスモーキーと
キャベンディッシュに
テーオーエナジーが並びかけた。直線で
テーオーエナジーが一気に抜け出して、2着に5馬身差をつけて圧勝した。タイムは2分00秒0、勝利騎手は
岩田康誠。2着に2番人気の
ビッグスモーキー(
JRA)、3番人気の
キャベンディッシュ(
JRA)が1馬身1/2差の3着に入った。4着
ワークアンドラブ、5着
メイショウヒサカタまで
JRA勢が上位を占め、地方最先着は
クリノヒビキ(兵庫)の6着だった。
テーオーエナジーは父
カネヒキリ、
母シルキークラフト(母の
父Crafty Prospector)、牡3歳栗毛馬。
JRA栗東・
宮徹厩舎の管理馬。通算成績5戦3勝、前走で阪神の500万条件を勝ち、今回が初めての重賞挑戦だった。
レース後の関係者のコメントは以下の通り。
1着
テーオーエナジー(
岩田康誠騎手)
「1番人気とは知りませんでした。一戦一戦強くなっていますし、今日も対応してくれました。好スタートを切りましたが、100mぐらいしてトモを落としました。その分、他の馬に行かれてしまいましたが、良い経験ができました。道中は馬自身、息が入っていましたし、自信を持って乗りました。4コーナー手前でも馬の後ろで我慢してくれました。素直な馬ですし、もっと強くなってくれると思います。馬格があって賢い馬です。何とかさらに大きいレースを狙ってほしいです」
(
宮徹調教師)
「一戦ごとに成長してくれています。鞍上も上手に乗ってくれて、安心して見ていられました。今後はオーナーと相談して決めたいと思います」
2着
ビッグスモーキー(
浜中俊騎手)
「よく頑張っています。勝った馬がスタートしてトモを落としていたので、自分が行く形になりました。いい形で行けていましたが、外から来られたのはきつかったです。勝った馬には余力がありましたし強かったです」
3着
キャベンディッシュ(
M.デムーロ騎手)
「頑張りました。最初の3〜4コーナーではいれ込んで引っかかりましたが、併せてからは良かったです。上位2頭が強かったです」
4着
ワークアンドラブ(
田中学騎手)
「想定通りの位置でいい感じでしたが、追い出してから反抗するような幼い面が出ました。これからだと思います」
5着
メイショウヒサカタ(
池添謙一騎手)
「先行力があるので前に行きましたが、途中からペースがきつくなってしまいました。今回は牡馬相手ですし、頑張っていると思います」
(取材:中野雷太、米田元気)
ラジオNIKKEI