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【京王杯SC】ムーンクエイク、レコードV!ルメール初タイトル導いた

デイリースポーツ
  • 2018年05月13日(日) 09時00分
 「京王杯SC・G2」(12日、東京)

 混戦を制したのは5歳のセン馬だった。4番人気のムーンクエイクが、1分19秒5のレコードタイムを記録。重賞初挑戦でタイトルをつかんだ。

 道中は10番手を追走し、4角を回って馬群の外へ出すと一気にスパート。ラスト200メートルからは内のキャンベルジュニア、外から伸びて来たサトノアレスとの激しい競り合い。最後にグイッとひと伸びすると、キャンベルを頭差封じ込めた。

 上位3頭は頭+鼻差の接戦にも、ルメールは「最後の競り合いは楽しかったね」とサラリとしたもの。これでコンビでの成績は8戦6勝、2着1回。「競馬で掛かるタイプだけど、スピードがあって長くいい脚を使う。タフな馬だね」と満足そうに汗を拭った。

 舞台設定がズバリとはまった。3歳夏に去勢手術をしたものの、難しい気性で折り合いに苦労した。そこで陣営はキャリア初の1400メートル戦を選択。藤沢和師は「ペースが速くなって良かった。折り合いはついたからね」としてやったり。歴代最多となる京王杯SC7勝目。レースの特性を熟知しているからこその出走で、思惑通りの結果に目を細めた。

 この勝利で安田記念(6月3日・東京)の優先出走権をゲット。指揮官は「このまま本番へ。3着サトノアレスタワーオブロンドン(NHKマイルC12着)もG1へ行こうと思います」と明言。97年タイキブリザード、98年タイキシャトルに続く安田記念制覇へ。18年は“3本の矢”で春のマイル王を射止める覚悟だ。

提供:デイリースポーツ

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