オークス3頭出しの角居厩舎ですが、どれもかなりいい状態で仕上がっていますね。
前川助手が「すごく競馬が上手な馬」という
カンタービレは、
フラワーCから
桜花賞をパスして
オークス1本で調整されてきました。
「体質的に弱いところがある馬ですが、
フラワーC後の放牧でしっかり疲れをとって帰ってきました。この中間は競馬に向けてスイッチを入れるために強い調教を重ねています。以前より精神的に安定して山を乗り越えてきたか、という感じがしますね」(角居師)
ランドネは落ち着いています。しかし「距離が延びるのが課題」(前川助手)です。
「
オークスは少し長いかもしれません。先行できるので頑張ってくれないか、と思っています。内田騎手は最後、脚がなくなりかけても追って粘らせてくれる騎手です。ギリギリ我慢しきってくれるといいですね」(角居師)
そして、
サトノワルキューレ。ふだん調教を担当している前川助手は彼女の資質を絶賛しています。
「まだまだ先の馬だと思いますが、芯が入りつつある。すごく体が柔らかい。ホント言うことないですね」
ちなみに木曜に角居師自ら騎乗して角馬場にてキャンターで調整されていました。最後の微調整も済み、万全の態勢なのではないでしょうか。
ちなみに週末のお天気、当初は雨予報でしたが降らずに済みそうですね。
「無事、それぞれが自分の競馬をしてくれたらいいですね」(前川助手)
(取材・文:花岡貴子)