“ダービーに始まりダービーに終わる”。この業界では古くから言われている言葉である。今年のダービーは、福永による悲願の初Vで感動のフィナーレを迎えた。やはりダービーは競馬に携わる人にとって特別なレース。誰もが、「ダービーを勝ちたい」と口をそろえる。
そんな今年のダービーを盛り上げた一頭として挙げられるのが
キタノコマンドール。ビートたけしが命名したことで話題を呼んだ。馬主は競馬界へ新規参入したばかりのDMMドリームクラブ。この世代のJRA所属馬は3頭しかいない中で、いきなりダービー出走を果たした。
そんな強運オーナーの期待する2歳馬が、美浦トレセンへ入厩。ビートたけし命名シリーズ第2弾となる
キタノインパクト(牡)だ。父は泣く子も黙る
ディープインパクトで、厩舎は関東の名門・藤沢和厩舎。30日に美浦坂路で4F58秒0-42秒4-13秒9の初時計を記録した。大江原助手は「この時期の2歳馬にしてはしっかりしています。楽しみですよ」と評価する。来年のダービーに向けて、美浦トレセンは動き出している。
提供:デイリースポーツ