帝王賞(JpnI)から一夜明けた28日午前4時半ごろ、
ゴールドドリームは栗東トレセンに帰厩した。
「競馬が終わった後、午後10時過ぎに
大井競馬場を出発しました。輸送中はまったく問題なかったです」
と、担当の木下厩務員。
一夜明け、といっても中央のGIレースとは違ってナイター競馬のため、レースからほぼ12時間後の取材だった。木下厩務員は馬運車の中で仮眠を取った程度なのも手伝ってか、競馬場での嬉しさと興奮をそのままトレセンに持ち帰ったように喜びにあふれた様子だった。
「
ゴールドドリームはマイラーじゃない、右回りも、大井の砂も問題ないということを証明できて良かったです」
当の
ゴールドドリームもとても大人しい様子で、どこかスッキリした印象。
「レースのあとに身体を洗ったときも結構ケロッとしていましたし、走り終えた直後も大人しかったですね。
ゴールドドリームは負けたときは機嫌が悪く体を触らせようとしないこともあるのですが、昨日は全くそういった様子はなかったです」
今後は近いうちに放牧に出て夏休みに入る予定。平田師も「今までの課題を克服してくれて本当にうれしい。真のチャンピオンになれたね。これからもさらに頑張っていきたい」と感激ひとしおだった。
秋は
チャンピオンズC連覇を目標に調整される。
(取材・文:花岡貴子)