豪州遠征中で、現在は
サウスオーストラリア州のライアン・バルフォー厩舎に所属する
坂井瑠星騎手が、10月20日(土)に行われるG1
コーフィールドカップ(2400m)で、
ソールインパクト(戸田、牡6)に騎乗することが決まった。
これが日本、オーストラリアを通じて坂井騎手にとって初めてのG1騎乗となるが、異国の地で彼をサポートしているバルフォー調教師は、21歳の若い坂井騎手が努力を惜しまずにひたむきに頑張り続けてきたことが報われたと断言した。
「瑠星はプロとして、人生の99%を競馬に捧げています。若者がプロとして自分の仕事にひたすら向き合っている姿を見ていると、とても新鮮な気持ちになります。今はオーストラリアの競馬
スタイルにも慣れてきてうまく対応しています。彼は飲み込みが早いのでしょう。私は瑠星のサポートができてとてもラッキーだと思っています」とバルフォー調教師は自分の事のように話す。
続けて、「瑠星はとても高い騎乗技術を持っています。そしてメンタルも強い。騎乗
スタイルについてもよく勉強しているし、非常に有能な騎手だと思います」とも語った。
「彼がうちの厩舎の主戦ジョッキーとして初勝利を挙げた後、彼が真っ先に考えたことは、翌日の朝食に我々厩舎スタッフを全員招待してお礼がしたい、ということだったそうです。まさに彼の人柄の良さが出ていますね」
(記事提供:Racing Victoria)