18勝を挙げて初の函館リーディングに輝いたルメールが、北海道シリーズの“統一王者”を懸け、今年も札幌開催に参戦する。
札幌開催は、現在2年連続でリーディング獲得中と相性抜群。ルメールも「札幌はファンも多いし、いい2歳馬もいるし、夏の
ドーヴィルみたい。カニ、ウニは“なまら”うまい。
リラックスできるし、好きな場所だよ」と北海道弁を交えて話す。
しかし、今年はうかうかもしていられない。開催初日から香港のトップジョッキーで“マジックマン”の異名を持つJ・モレイラが参戦。2年前はJRAタイ記録の騎乗機会7連勝、昨年は開催4日間で12勝(騎乗数は41)と大暴れした。
それでもルメールは
ポジティブに構える。「彼は本当にいい騎手で世界一。彼が来ると騎手のレベルを上げてくれるし、来てくれて良かった。ファンの方も楽しんでくれると思う」と大歓迎で迎え撃つ。
酷暑の大きな影響もなく涼しい札幌。だが、ターフの上では名手が火花を散らし、熱く激しい戦いが繰り広げられる。
提供:デイリースポーツ