「
関屋記念・G3」(12日、新潟)
うら若き乙女が美浦Wで弾んだ。3歳牝馬
プリモシーンは8日、北村宏を背に3頭併せ。
リモンディ(4歳1000万下)、
レッドフレイ(3歳未出走)を前に見る形から発進して4角へ。直線で最内に潜り込むと、楽な手応えで突き抜けた。タイムは4F51秒0-37秒2-12秒2。
昨年10月(東京未勝利戦1着)以来、10カ月ぶりの手綱を取った鞍上は「未勝利の時からいい馬だと感じていたが、当時よりも重量感が増している」と成長を実感する。1戦1勝のパートナーに「本質的な走りは以前から良かったから、それを実戦で出せるように。流れに乗ってスムーズに運びたい」と力を込めた。
春2戦はスタートで出遅れ、流れに乗れずに終わった。木村師は「ゲート練習では落ち着いているし、常歩の質も良くなっている。この中間は落ち着いてケイコできるように、厩舎が取り組んできたことがレースでどう出るのかが重要。それで結果がついてくればうれしいですね」と楽しみにする。歴戦の古馬撃破で22年ぶりの3歳馬Vを成し遂げるか。期待は高まるばかりだ。
提供:デイリースポーツ