ラビットランの
ブリーダーズゴールドカップ、実に強かったですね。新馬の勝ちっぷりからも重賞戦線での活躍が見込まれてきましたが、ようやくここにきて本格化の兆しがみえました。今年は京都で行われるJBC競走、またひとつ楽しみが増えました!
さて、今週は土曜に新潟・芝2000mで
ロジャーバローズ、日曜に小倉・芝1800mで
イグナイトセプターがデビューします。
ロジャーバローズは馬体重が約480kg。馬格があって、そこを歩いているとふと目が留まる1頭です。
「素質はすごく高そうですね。素直で難しいところはなく、走りは芝向きです」(岸本助手)
カイバもしっかり食べているけれども、しっかり削げるべきところは削げており太目感はありません。
イグナイトセプターは馬体重が450kg。母は短距離からマイルくらいで活躍した
チアフルスマイルです。池江泰郎厩舎の管理馬でしたね。懐かしい!
「軽い馬場が合いそうですし、乗りやすい馬ですよ。仕上がりはいいので初戦から動ける状態です」(岸本助手)
と、新馬は2頭とも初戦から狙っていけそうです。
そして、小倉・
西部スポニチ賞に出走する
タニノフランケルについても少々。
陣営は「もっともっと高いところを求めているので現状には納得できない」と母・
ウオッカの背中を知るがゆえのもどかしさを抱えていました。
「ここでひとつ勝てたら秋競馬が楽になります。調教は十二分に積んでいるし、小回りも平坦もいい。相手の出方を見てというより、自分で競馬をつくる展開のほうが力を発揮できているのでそんな競馬ができるといいですね」(岸本助手)
(取材・文:花岡貴子)