「
京成杯AH・G3」(9日、中山)
手綱を緩めれば一気にはじけそうな手応え。
ロードクエストが5日、美浦Wで文句なしの動きを披露した。ウッドチップの入れ替えで力のいる馬場だったが、格下馬相手に先行先着と完全に子供扱いした。「年齢を重ねて折り合いの心配がなくなってきた」と土明助手は精神面の成長に手応えをつかむ。
「最近の競馬は後ろからではきつい。芝の千二を使って、ゲートを出るってことを覚えさせてきた」と、短距離戦を使った効果で行きっぷりが変わったことを実感する。「中山に舞台が移るのはかなりプラス。前々でどこまで頑張れるか」。3歳時に出走した2年前は、55キロを背負って古馬を撃破。距離、コース、そして調整過程と全ての条件がかみ合った今回、きっちり結果を出して再び大舞台へ返り咲く。
提供:デイリースポーツ