いよいよ秋競馬が開幕。関東のホープ、デビュー3年目の
菊沢一樹騎手(21)=美浦・菊沢=が並々ならぬ意気込みを見せている。土曜メイン・紫苑Sは
ホクセンジョウオー、日曜メイン・
京成杯AHは自厩舎の
ダイワリベラルとのコンビで参戦。いきなり存在感をアピールするつもりだ。
デビュー2年目の昨年は20勝をマーク。さらなる飛躍を誓った今年だったが、ケガで2度の休養を余儀なくされるなど苦しい時期が続いた。しかし、2度目の復帰初日となった5月12日の新潟で初コンビを組んだ
ホクセンジョウオーが逃げ切り勝ち。続く福島での昇級戦も制し、堂々と
トライアルに駒を進めてきた。「新潟での勝利は自分にとって本当に大きかったです。権利を獲れるように頑張ります」。5日の最終追い切りにもまたがり状態を確かめた。
夏場は函館で2勝、札幌で1勝と勝ち鞍は伸びなかったものの「モレイラさんと一緒に競馬ができて勉強になりました」と世界
トップレベルを肌で感じて得たものは大きかったようだ。好スタートを決めるか注目したい。(デイリースポーツ・北島稔大)
提供:デイリースポーツ