9月23日(日)に阪神競馬場で行われる第66回
神戸新聞杯(GII)に登録している
メイショウテッコン(牡3、栗東・
高橋義忠厩舎)について、
高橋義忠調教師のコメントは以下の通り。
(前走の
ラジオNIKKEI賞1着を振り返って)
「こちらとしてはハナを切るというか、そのような
スタイルが良いのではないかなと思い描いていました。ジョッキーとしては出たなりで、枠もありましたし、無理せず、馬の雰囲気などを見ながら冷静に進めてくれました。1コーナー、2コーナー辺りでも少し行きたがっていた部分はありましたが、折り合いを欠くことはなく進められたので、最後も良い形で直線に向くことができました。内容としては次に繋がるというか、こちらが期待できるような内容になって良かったです。
もともと2歳時に調教でも破格の時計を出していました。能力的には他の馬に比べると高いものを持っているなと感じていました。競馬を使っていく中で、また力を付けてくれていますし、身になってきているという印象はあります」
(前走後の調整について)
「秋は強い相手と勝負していかなければいけないところですから、他の馬よりは休養期間が短いかなという感触もあります。馬は若干の休養期間を経ていますので、良くなっています。さらにもう1ヶ月ぐらいあれば、もう一回り馬が大きくなっていたのかなというイメージはあります。それでも成長の過程というのは踏めていますので、良い形で来られていると思います」
(今回のレースに向けて)
「一線級で戦ってきたメンバーと今回一緒になるわけなので、胸を借りるというか、このメンバーで今のこの馬がどれぐらい力があるかというのを見てみたいということで使わせていただきます。この馬はこの後何もなければ
菊花賞に駒を進めたいと思っていますので、そちらの方で力を出せるように調整しているつもりです。かといって一線級のメンバーと走るので、
ステップというか、軽い気持ちでは考えていません。ある程度ここでもう一つ力を付けるための競馬にしたいと思っています。
地味な形でここまで進んできましたが、厩舎サイドとしても能力は一つ上を行っているなという感触でやっています。大きなところを何とかもぎ取って、さらに強いこの馬を皆さんにお見せできたらなと思います。応援のほどよろしくお願いいたします」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI