父子タッグが再びターフを沸かすか。
九十九里特別(22日・中山、芝2500メートル)に出走予定の
ホクセンジョウオー(牝3歳、美浦・
松山将樹)。騎乗する
大野拓弥騎手(32)=美浦・フリー=と馬主の父・裕氏による親子Vを狙う。
7月21日の福島8R(500万下)を息子が導きV。大野は父から「ありがとう」と、短い言葉で感謝を伝えられた。
タイムオーバーで大敗した新馬戦(15着)以来の騎乗に、「デビュー前は順調にいかない時があって成績が上がらなかったのですが、この時に“だいぶしっかりしたな”と感じましたね」と成長を感じ取った。
次戦の紫苑S(16着)はタイミングが合わず騎乗できなかったが、中1週で参戦する今回は親子タッグ再結成が決定。鞍上は「500万下勝ちの内容から1000万下の特別戦で勝ち負けするにはハードルが高いですね、正直なところ」と慎重なコメントを残しつつも、「先々につながるように一歩一歩前進していけたら」と健闘を誓った。
「パワフル。活力のある人」と父を評した大野。思い切った手綱さばきで、再び親子でウイナーズサークルに並ぶシーンを見たい。(デイリースポーツ・刀根善郎)
提供:デイリースポーツ