京都競馬場で行われる
京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)。
毎日王冠と同じく、優勝馬には
天皇賞・秋への優先出走権が付与されるレースで、2015年には
ラブリーデイが、2016年には
キタサンブラックがこのレースを足がかりに秋のGIを制している。
昨年の
ジャパンC優勝馬で、
天皇賞・春は2年連続2着の◎
シュヴァルグランを狙う。
ハーツクライ産駒らしい晩成型で本格化は4歳以降となったが、芝2400mは7戦して4勝2着1回3着2回。京都競馬場は9回走って3着以内8回と得意な条件だ。昨年のこのレースは1番人気3着だったが、出遅れて、外をまわってのコンマ1秒差と強い内容だった。昨年がそうだったように
天皇賞・秋へは向かわずに
ジャパンC、
有馬記念を最大目標とするはずで、そういう意味でもここは負けられない1戦だ。
「格」なら○
サトノダイヤモンドも負けていない。3歳秋に
菊花賞、
有馬記念を連勝し、翌年の
阪神大賞典で前出
シュヴァルグランを打ち負かしたときは、この馬の時代が続くと思われたが、フランス遠征から帰国後は精彩を欠くレースを続けてしまっている。それでも京都競馬場は新馬戦に勝ち、初めて重賞タイトルを得た
きさらぎ賞、そしてGIウイナーの仲間入りを果たした
菊花賞の舞台となった縁起の良いコース。相性の良いコースできっかけをつかみたいところだ。
昨年の覇者▲
スマートレイアーが一角崩しを狙っている。芝1400mの重賞を追い込んで勝ったり、芝1600mの重賞を逃げ切ったりとつかみどころのない馬だが、今春の
天皇賞・春も勝馬に次ぐ上がりタイムでコンマ6秒差まで差を詰めている。休み明けは苦にしないタイプなので8歳牝馬でも注意が必要だ。
連勝中のあがり馬△
ウインテンダネス、△
レッドジェノヴァ、長距離レースに実績のある△
アルバートを押さえたい。