牝馬交流GIIIの「第15回
レディスプレリュード」(大井1800m)。今年は
JRAから5頭、南関から6頭、他地区から3頭の14頭で争われる。同レース攻略の鍵を、
JRA交流となった2011年から過去7年間のデータで探っていきたい。
まず、交流になって以降は7年連続で
JRA馬が勝利している。この年から
JBCレディスクラシックが創設され、その前哨戦と位置付けられるようになったことも大きい。過去7年で地方馬が馬券圏内に入ったのは11年3着
エーシンクールディ(愛知)、16年2着
トーコーヴィーナス(兵庫)のみ。どちらも逃げ粘っての健闘だった。
近年は、ますます
JRA馬が強力。どうしても瞬発力で部が悪い地方馬は、前述2頭のように
JRA馬のハナを叩けるようなスピードと持久力を兼ね備える脚力の持ち主、そして当日の大井が軽い馬場という運の強さも求められる。
JRA勢のなかでは斤量56キロの馬が3勝。同57キロも出走していた4回で1勝、2着2回、3着1回と馬券圏内に必ず入っており、実績馬が堅実に上位に来ていることがわかる。
また、コース傾向としては大井外回りの1800mはコーナーが緩く、どの馬にとっても比較的走りやすいコース。直線の距離も十分にあるため、差しが決まる傾向にある。その点では、コーナーがきつく逃げ〜好位が圧倒的に有利な川崎マイルで行われるスパー
キングレディーCとは傾向が異なり、7年間で逃げ切り勝ちはゼロである。
最近の大井は、その開催ごとに内と外の砂の厚さが思った以上に変わってくることが多く、馬場傾向をつかむことも大事。どの位置を通った馬が伸びているか、をよく見る必要がある。今開催の月、火曜は直線の最内はやや重そうなイメージ。外が伸びており、逃げた馬も直線は1頭分、最内を空けて通っているシーンも見かける。
馬券的には堅くなるが、狙いはやはり
JRAの実績馬。そして、脚質的に好位〜中団で脚をためて抜け出せるタイプを軸にすえたい。
(文・取材=秋田麻由子)
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