春のG1は
桜花賞2着、
オークス3着に終わった
ラッキーライラック(栗東・
松永幹夫厩舎)。秋は
ローズSから始動予定だったが、球節の腫れがあり、
秋華賞(10月14日・京都芝2000m)へ直行というローテーションになった。
今朝10日はレースに向けた最終追い切り。CWコースで
ナンヨープルートーとの併せ馬だったが、6F標識では7馬身くらい追走する形。それが5F標識では12馬身ほどに差がひらいて、どうなるかと思ったが、コーナーで内を回って、きっちりと差を詰めていく。
先週は前に追いつくのを待ってもらうような形だったが、今朝は自分からしっかり捕まえにいく。追いつくまでも追いついてからも反応は先週以上。ゴールではちゃんと先着して、時計は6F81.8〜5F65.7〜4F51.7〜3F38.3〜1F11.6秒と全体も終いも速い数字となった。
動きに関しては、春となんら変わりないという印象を受ける。あとは
チューリップ賞の時と比べても全体的な調教量が少ないので、その点がレースでどんな影響を与えるかといったところだろう。
(取材・文:井内利彰)