どんな場合でも世代限定の秋のGI競走を予想する上でのポイントは1つだけ。春の実績馬と、夏を境に力を付けてきた馬との比較だ。
今回でいえば
アーモンドアイ・
ラッキーライラック・
カンタービレ VS
ミッキーチャーム・
プリモシーン・
サラキアという図式になるのだろうが、夏の上がり馬たちに春の
桜花賞・
オークスで
アーモンドアイが見せたパフォーマンスを超える様なインパクトを感じた馬はいなかった。
オークス以来というぶっつけローテーションは不安だが、勝てば史上5頭目という三冠牝馬になる◎
アーモンドアイほどの馬を使ってくる以上、中途半端な状態ではないはず。
桜花賞で見せた切れ味、
オークスで見せた自在性。鞍上には、春の2冠でコンビを組んだ
C.ルメール騎手を配してのエントリーなら、素直に実績を信頼したい。
相手には昨年の
最優秀2歳牝馬で、
桜花賞2着、
オークス3着の○
ラッキーライラック。この馬もまた
オークス以来の実戦で、しかもアク
シデントで前哨戦を使えなかったのはマイナスだ。しかし、今回のメンバーで、この馬が先着を許したのは
アーモンドアイのみ。この馬の先行力は内回りコースでは大きな武器になりそうだ。
夏の上がり馬という意味では混戦に強そうな▲
サラキアに白羽の矢を立てたい。ゲートに課題を残す馬だが、最後は必ずといってよいほどに差を詰めてくる。有力馬が早めの競馬を意識するようなら、この馬の瞬発力は怖い。
重賞2勝の△
カンタービレも先行力を武器にする馬だが、今回は目標にされる存在になりそうだ。それなら、無欲の追い込みにかけそうな△
プリモシーンの食い込みも怖い。ほかでは実績不足は承知のうえで△
ダンサールに一発の魅力を感じる。