10月28日に東京競馬場で行われる第158回
天皇賞・秋の前哨戦レース解説。
サングレーザー、
マカヒキ、
サクラアンプルールが出走した
札幌記念をプレイ
バックする。
■夏の名物重賞にダービー馬が参戦
マルターズアポジーが最内枠を活かして先頭に立つ。復活を目指すダービー馬
マカヒキは後方2番手から。3番手にいた
マイスタイルが3コーナー手前で先頭に代わるが、4コーナー手前で馬群は凝縮。横に広がった形で直線を迎える。そこで先頭に立ったのは
サクラアンプルールだったが、残り100mで
マカヒキが大外から力強く伸びて先頭へ。ゴール前で内から
サングレーザー、外から
モズカッチャンも追い込み、最後はハナ差で
サングレーザーが激戦を制した。勝ちタイムは2:01.1(稍重)。
勝った
サングレーザーは
安田記念(5着)以来の実戦。内枠だったが控えて中団から。道中は手応え十分も無理せず中団の内を追走。直線は馬群の中ほどにいたが前が開かず、抜け出しに時間がかかった。しかし、最後に1頭分のスペースができるとそこから突き抜け、
マカヒキにハナ差先着した。
2着
マカヒキは骨折明けによる9か月ぶりの実戦。スタートダッシュは速くなく、無理せず後方からじっくりと進む。勝負どころで外を回ってポジションを上げていき、直線も大外からぐいぐい伸びる。残り100mで先頭を捕らえたが、ゴール前で内を突いた勝ち馬にわずかに交わされた。とはいえ、復活の手応えは十分にある2着だった。
6着
サクラアンプルールは
函館記念(2着)から中4週での転戦。道中は中団の外を追走し、勝負どころで仕掛けられると手応えよく上がっていった。直線に向くと先頭に立ったが、追いくらべでもうひと押しを欠き、残り100mで
マカヒキらに交わされて6着に終わった。
【
天皇賞(秋)出走予定馬の着順】
1着
サングレーザー2着
マカヒキ6着
サクラアンプルール