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モズカッチャンに騎乗予定の
ミルコ・デムーロ騎手
――前走の
札幌記念を振り返ってください。
ミルコ 残念ながら届かなかったけど、すごくいい競馬をしてくれました。
――
サングレーザーを追い詰める走りを見せてくれました。やはり
モズカッチャンは走りますね?
ミルコ 走ります。それは心配ないですけど、あのときは相手が強かったですね。
――この馬の長所は?
ミルコ 今はちょっと大人になりましたね。以前はスタートが良くてすぐにいいところについていって、瞬発力のある走りをしていましたけれど、今はスタートは少し時間がかかるようになりましたが、長くいい脚を使えるようになりました。今もすごくいい脚を使ってくれます。
――昨年の
エリザベス女王杯は覚えていますか?
ミルコ はい、もちろんです。
秋華賞のリベンジができました。
秋華賞では落鉄してついていなかったし、最後は苦しくなって3着という結果でしたから。でも、
エリザベス女王杯は3歳ながら大人の古馬と一緒に走って、GIを獲りました。
――京都コースを乗りこなすポイントは?
ミルコ
モズカッチャンは本当に(競馬が)上手ですね。真面目なので内回りも外回りもしっかり走ってくれます。(当日の騎乗について)あとは枠順とペース次第ですね。
――弟さん(クリスチャン・デムーロ騎手)が
カンタービレに騎乗しますが何か話しましたか?
ミルコ 敵ですね(笑)。特に話していません。(二人とも騎乗馬は)最後はいい脚を使う馬だから、いい対決をしたいね。
――ご自身は
カンタービレにも騎乗されていましたが、強いですか?
ミルコ 強いですね。
――連覇がかかりますが?
ミルコ もちろん連覇したいですね。GIだから敵は多く強いです。もちろん
カンタービレなどいろんな馬が勝ちたいと思っているだろうから、簡単ではないと思いますが。
――最後にひとこと。
ミルコ 前走の
札幌記念は負けました。(勝負どころで抜けだしたかったが)スペースがなかったし、スペースができてからは(そこからスパートしても)届かなかった。今回はスムーズな競走をしたいです。もちろん連覇したいですし、勝ちたいです。
(取材・文:花岡貴子)