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【デイリー杯2歳S予想】良血ドナウデルタ、良馬場でのパフォーマンスに期待/JRAレース展望

  • 2018年11月10日(土) 10時00分
 先週行われた京王杯2歳Sと並び、2歳王者決定戦「朝日杯FS」への重要なステップレース。過去10年間で本レースと朝日杯を連勝した馬はいないが、2014年の4着馬アルマワイオリが朝日杯で2着、2015年優勝馬エアスピネルは朝日杯2着、2016年の2着馬ボンセルヴィーソが朝日杯3着と近年はこのレースをステップに朝日杯で好走する馬も増えている。

 過去10年で1番人気は2勝2着4回3着1回。1〜3番人気は6勝2着6回3着6回と堅く収まるケースが多い。2歳戦にしては珍しく逃げ馬不在のメンバー構成。スローペースからの瞬発力勝負になりそうだ。

 キャリアの浅い馬同士の1戦で思わぬ伏兵の台頭も念頭に置いておかなければならない1戦だが良血◎ドナウデルタに期待する。デビューからの2戦は若さあふれるものだったが、前走は雨、重馬場という条件下での35秒1〜47秒3というハイラップを3角手前から追いあげ、ゴール前では逃げ粘ろうという2着馬を力でねじ伏せた。父がロードカナロアで、母はジェンティルドンナの全姉で、自身も関屋記念レコード勝ちなど重賞2勝のドナウブルー。小柄な牝馬だが、大きなフットワークで走りは力強い。良馬場でのパフォーマンスが楽しみだ。

 デビュー戦で○ダノンジャスティスがみせたパフォーマンスも出色。こちらは前半の半マイル49秒3というスローペースを中団外目で追走すると最後の直線は11秒3〜11秒2というラップを豪快に差しきった。父は欧州のマイル路線を席巻しながら8戦7勝(重賞6勝)、2014年に全欧年度代表馬になったキングマンで、母マンビアも仏重賞勝馬。スケールの大きな血統どおりの走りを見せた。

 デビュー戦で、のちの新潟2歳優勝ケイデンスコールをやぶり、2戦目の中京2歳Sは好位追走から楽に抜け出して後続に3馬身。デビューから2戦2勝の▲アドマイヤマーズも軽視はできない。この馬の機動力は大きな武器になりそうだ。

 小倉2歳S2着△アズマヘリテージ、小倉競馬場でレコードをたたき出した△ヤマニンマヒアも押えておきたい。

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