JRAの最強牝馬決定戦という位置づけだが、過去10年で1番人気は1勝2着4回3着2回。1〜3番人気馬も4勝2着6回3着5回とやや波乱傾向だ。
充実著しい◎
レッドジェノヴァに期待した。夏の札幌開催で本格化。重賞初挑戦となった前走の
京都大賞典は勝負どころでスムーズな競馬が出来ずに、ロスの大きな競馬だったが、それでも
サトノダイヤモンドに半馬身差まで迫った。祖母が
菊花賞馬
マンハッタンカフェの全妹で、
シンボリクリスエス×
ホワイトマズルという本格配合。成長力とスタミナ、底力は折り紙つきの血統馬で、雄大な馬格も魅力のひとつだ。前走後、引き続き栗東トレーニングセンターに滞在して調整されており、さらなる上積みが見込めそうだ。
連覇を狙う○
モズカッチャンにとって、予定していたレースを熱発で使えなかったというのは、やはりマイナス材料。春の
京都記念は
アルアイン(2着)
レイデオロ(3着)と同タイム4着。海外遠征をはさんで帰国初戦となった
札幌記念でも4角で絶望的な位置にいながらも勝馬と同タイム3着と力のあるところを見せている。前述の理由で1枚割り引いたが、あっさりのシーンも十分だ。
対
モズカッチャン2勝2敗の▲
リスグラシューも侮れない。
ローズS3着、
秋華賞2着で挑んだ昨年の
エリザベス女王杯は出走メンバー最速タイの上がりタイムで追い込んだが、前も止まらずに8着。距離に一抹の不安もあるが、牝馬同士なら必要以上に神経質になる必要もなさそうだ。
秋華賞は不本意な競馬を強いられた△
カンタービレ、ここに狙いを絞ってきた△
ノームコア、堅実な△
フロンテアクイーン、△
コルコバードを押えておきたい。