18日に行われる
マイルCS(3歳上・GI)の舞台となる京都芝1600m外回りコース。好メンバーが集結した秋のマイル王決定戦のコースについて解説していく。
向正面の直線を延長したポケットからのスタート。そのまま3コーナーまで700m以上もまっすぐ進む。初角までの距離が長いことに加え、平坦スタートでもあるため、前半のペースは速くなりやすい。
京都コースの特徴は、3コーナーから4コーナーにかけての坂で、残り1200m地点から400mかけて上り、そこから一気に下る。約400mの直線はほぼ平坦。坂の下りからスピードに乗せて加速できるので、瞬発力に優れたタイプが台頭する。
過去10年の勝ち時計の平均は1:32.8。14年
ダノンシャークによる1:31.5がレースレコードで、10年
エーシンフォワードの1:31.8と過去10年で2度、31秒台の決着となっているが、いずれもテン3ハロン33秒台のハイペースだった。近3年は、1:32.8、1:33.1、1:33.8と時計面は落ち着いている(2017年は稍重)。連続開催の終盤(15日目)にあたるので、馬場状態の見極めは重要だ。
注意したいのは、当週からCコースに変更となる点。Aコースで9日間、Bコースで4日間開催された後、この週から仮柵が3メートル外側に移動される。内側の荒れた部分がカバーされるため、時計や脚質傾向の変化は頭に入れておきたい。実際、今年もBコース変更時には、時計が速くなっていた。