18日に京都競馬場で行われるマイルCS(3歳上・GI・芝1600m)の参考レース解説。アエロリット・ステルヴィオ・ケイアイノーテック・カツジが出走した毎日王冠をプレイバックする。

■アエロリットが横綱相撲で快勝

　モレイラ騎手騎乗のアエロリットが好スタート好ダッシュで先頭に立ち、軽快に飛ばした。4コーナーを回っても手応えは抜群で、直線は後続が差を詰めてくるともうひと伸びして、並ばせることなく先頭でゴール。2着は直線を外から伸びたステルヴィオ、3着争いはキセキがステファノスに先着した。勝ちタイムは1:44.5(良)。

　勝ったアエロリットは安田記念(2着)以来、4か月ぶりの実戦。すんなりと先手を取るとマイペースの逃げ。4コーナーからキセキが競りかけようとするも、反対に差を広げる。直線も最後まで反応よく伸びた。横綱相撲で重賞3勝目。

　2着ステルヴィオはダービー(8着)以来の実戦で、古馬初対戦。道中は控えて中団を進み、直線は外からメンバー最速の上がりで鋭く伸びた。アエロリットには及ばなかったが、先行決着のなかで末脚が光った。

　5着ケイアイノーテックはNHKマイルCを制した後に休養を挟み、今回が復帰戦で古馬初対戦。ゲートを五分で出て、先行勢を見ながら中団の内を追走。直線は外に切り替えてそれなりに伸びてはいるが、上位を捕らえるまではいかなかった。

　12着カツジもNHKマイルC(8着)以来の実戦。スタートよく好位へつける。しかし直線は伸びず、後退。入れ込みもあったようだし、外々を回ったのも響いたか。

【マイルCS出走馬】
1着　アエロリット
2着　ステルヴィオ
5着　ケイアイノーテック
12着　カツジ