16日(金曜日)に愛国のダンドーク競馬場で行われた開催の第4競走に組まれた条件戦(AW7F)を、1番人気(2.5倍)に推されていたイクイタント(セン3、父エキアーノ)が優勝。同馬を管理するジョゼフ・オブライエン調教師(25歳)は、自身初となる年間100勝を達成した。
調教師エイダン・オブライエンの長男として生まれたジョゼフは、16歳の時に騎手デビュー。2012年にはキャメロットの手綱をとり、弱冠19歳にしてダービージョッキーの称号を手にし、同年と翌2013年には愛国でリーディングジョッキーのタイトルを得るなど、華々しい活躍を見せたが、体重維持が困難になり2016年に調教師に転身。
開業1年目の9月にイントリケイトリーでG1モイグレアスタッドSを制してG1初制覇。2017年11月にはリ
キンドリングでG1
メルボルンCを制覇。今年6月にはラトローブでG1愛ダービーを制しクラシック初制覇と、調教師としても非凡な才能を発揮している。
年間100勝達成を報じた英国の競馬日刊紙
レイシングポストは、「父エイダンにとって最大のラ
イバルはジョゼフであることを、強く印象づける1年になった」と形容し、その急成長ぶりを讃えている。
(文:合田直弘)