過去10年間、外国馬の馬券絡みはゼロ。オール日本馬による決着である。後述する
凱旋門賞からの馬券絡みは
ヴィクトワールピサ、
オルフェーヴル、
ジャスタウェイという日本馬によるものだ。
過去10年で3着以内となった延べ30頭を、ローテーション別に分析してみると、最多となる17頭の馬券絡みは
天皇賞・秋からの参戦。次いで
京都大賞典と
凱旋門賞が3頭、
アルゼンチン共和国杯と
秋華賞が2頭。
菊花賞、
エリザベス女王杯、
神戸新聞杯が1頭で、これ以外のレースから参戦しての馬券絡みはない。
今年、上記以外の
ステップとなる日本馬は、
サウンズオブアース(
毎日王冠)、
サトノクラウン(
宝塚記念)、
ハッピーグリン(
富士S)、
ミッキースワロー(
札幌記念)の4頭。
天皇賞・秋から馬券に絡んだ17頭のうち13頭が
天皇賞・秋では4着以内に入っており、5着以下だった場合は1-1-2-35。たまに人気薄の一撃はあるものの好走率自体は低く、10着からの巻き返しを狙う
スワーヴリチャードにとっては気になる材料だ。
1番人気が予想される
アーモンドアイは
秋華賞からの参戦。過去10年、このローテーションで挑んだのは
レッドディザイア、
ジェンティルドンナ、
ミッキークイーン、
ビッシュの4頭で1-0-1-2という成績が残っている。
秋華賞馬に絞れば3頭中2頭が馬券に絡んでいるということで、世代トップの3歳牝馬なら、斤量差も味方につけて、十分に戦えるということだろう。