マイルCSを
ステルヴィオで制し、日本でのG1初勝利を手にしたウィ
リアム・ビュイック騎手(30)=ノルウェー=は、世界のゴドルフィンの主戦を務める天才ジョッキーだ。世界各国のビッグレースで活躍し、7カ国目でのG1制覇となった。
今回は14年以来4年ぶりの来日。契約の問題で、これまではその機会を逸してきたが、今年は3月の早い段階から計画を立ててきた。レース前は「世界のいろいろなところでG1を勝ってきたが、まだ日本では勝っていない。日本のG1を勝ちたいし、その思いは強い」と語っていた。
そして迎えたマイルCS。4年ぶりとなる日本でのG1騎乗だったが、一発で模範解答をたたき出した。「日本でG1を勝つことは重要な意味がある。
ベリー、ハッピー!」と笑顔を見せる。世界を股にかけて活躍する“G1コレクター”が、またひとつ、大きな勲章を手に入れた。
今週のジャパンCでは、
サトノクラウンに騎乗する。追い切りにまたがり、「グッドコンディション。競馬への準備は万端だと思っている」と手応えをつかんだ。今の勢いなら、G1連勝も夢ではない。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ