17日、
盛岡競馬場で行われた
マーキュリーC(交流GIII・ダート2000m、1着賞金3000万円)は、
和田竜二騎手騎乗の6番人気
クーリンガー(牡7、栗東・岩元市三厩舎)が、道中先団追走から直線で抜け出すと、2番人気
グラッブユアハートに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分07秒0(良)。さらに3/4馬身差の3着には4番人気
レマーズガールが入り、1番人気に支持された
スターキングマンは直線で失速し5着に敗れた。
勝った
クーリンガーは、
父フォーティナイナー、
母クールアライヴァル(
その父Relaunch)という血統。全姉に99年
葵S(OP)を制すなど
JRA・5勝を挙げた
クールネージュがいる。02年1月にデビューし、3戦目で初勝利。同年のサラブ
レッドチャレンジ(交流GIII)で重賞初制覇を果たした。その後も04、05年
名古屋大賞典連覇、04年
佐賀記念(いずれも交流GIII)、05年
マーチS(GIII)などダート重賞路線で活躍を見せたが、05年9月に左前浅屈腱炎を発症し、長期休養を余儀なくされる。今年の5月に復帰するが苦戦が続き、前走の灘S(OP)も11着に敗れていた。通算成績44戦10勝(地方17戦5勝、重賞6勝)。