「ジャパンC・G1」(25日、東京)
反撃の準備は整った。1番人気に支持された
天皇賞・秋で10着と大敗した
スワーヴリチャード。輸送前日となる23日は栗東坂路で軽めの調整を行った。乗り手の指示に従い、走りたい気持ちを抑えながら4F63秒2-15秒1を計時。見届けた庄野師は「順調。気持ちが入ってきている」と納得の表情。またがった久保助手も「速くなりそうだったので馬の後ろで。いい感じ」と満足そうに話した。
発馬で後手に回り、流れに乗れなかったことが前走の大きな敗因だ。先入れの奇数番(7枠11番)に「偶数に越したことはないけど。スタートをうまく切れるかどうか」とトレーナー。一番の課題をクリアするため、中間はゲートに慣らす作業に時間を費やし、気持ちの部分もケアしてきた。ギリギリのところで維持し、スイッチを入れないよう、適度な
バランスを保てるかがポイント。発馬機内の駐立を確認した師は「(気持ちが)入り過ぎるとゲートが怪しくなるけどね。練習は大丈夫。落ち着いて競馬を迎えられたらいいな」と期待を口にした。
自らを含め、G1ホース7頭がそろった大一番。「
アーモンドアイは強いけどな。負けたくない」と仕上げ人。ダービー2着の舞台で前走の悔しさをまとめて晴らす。
提供:デイリースポーツ