28日に
川崎競馬場で行われた第29回
ロジータ記念(3歳・牝・ダ2100m・1着賞金2200万円)は、好位でレースを進めた
矢野貴之騎手騎乗の4番人気
クロスウィンド(牝3、船橋・
佐藤裕太厩舎)が、直線で前を交わして抜け出し、逃げ粘った2番人気
クレイジーアクセル(牝3、大井・
渡辺和雄厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分17秒1(良)。
【
矢野貴之騎手のコメント】
「(レース前半は)前が楽そうだったので、早めに追いかけるかどうか迷ったんですが、終いは伸びてくれると思ったので我慢していました。(早めの仕掛けについては)やはり前の2頭が強いので、どんなものかなと思いました。しぶとい末脚は、この馬の良いところだと思います。
(
佐藤裕太調教師とは、
リッカルドなどゴールデンコンビですねの声に)いつもいい馬の騎乗依頼を頂けるので、何とか結果で応えたいと思っていますが、まだまだ努力が足りないと思っています。この馬や、他にもいい馬がいて、これからも頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
【
佐藤裕太調教師のコメント】
「無事に送り出せて無事に戻ってきて、しかも勝ってくれて、感無量です。3コーナーで手が動いていたときは、厳しいかなと思ったんですが、矢野騎手のあきらめない追いっぷりが馬に伝わって、頑張ってくれました。万全の仕上げのつもりだったんですが、-13kgは想定外で心配していましたが、馬もよく頑張ってくれたと思います。この馬は精神的に強く、一戦一戦強くなってきて成長力があり、次も楽しみです。次走は馬の状態を見て決めていきます」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)