16日に阪神競馬場で行われる朝日杯フューチュリティステークス(2歳・牡牝・GI・芝1600m)。今回は中山開催時を含む過去10回の人気順から分析していこう。
1番人気は4-2-1-3。単勝1倍台に支持された3頭はいずれも敗れており、それが単勝回収率123%という数字に表れている。その他、勝ち馬は2番人気から2頭、4〜7番人気から1頭ずつ出ている。
もっとも単勝オッズが高かった勝ち馬は12年
ロゴタイプの34.5倍、その次は10年
グランプリボスの14.6倍。
ロゴタイプ以外は単勝オッズ15倍以下での勝利となっており、1着馬に関して大波乱が起こることは稀だ。また、
ロゴタイプ、
グランプリボスの2頭はともに「前走を
M.デムーロ騎手騎乗で1着となり、今回も継続騎乗」という条件に当て嵌る。
2・3着馬に関していえば、5番人気以下の馬の3着内が12回、7番人気以下が6回、11番人気以下が3回と、三連係の馬券が高配当となる余地は充分にある。特に5番人気馬は10回中4回の馬券絡みがあり、複勝回収率131%と優秀だ。1頭が跳ね上げた数字でもない。
ただし、5番人気以下で3着内に入った12頭のうち、8頭が前走1着、2頭が前走2着で、5着以下だった馬はない。2歳馬であり評価が不安定ということも大きいだろうが、惨敗で評価を下げた馬の巻き返しよりも、前走の好走があまり評価されていないというケースの方が多いのだろう。