2015年に重賞に格上げされ、昨年からGIII格付けとなった歴史の浅いレースだが、それ以前から牝馬限定・ハンデ戦のオープン特別として行われてきた。
単勝1〜3番人気馬は5勝2着5回3着3回とやや波乱傾向。年末の牝馬限定戦だけに「格」よりも「調子」を重視したい。
3歳勢のハンデがやや見込まれた感があるので、しっかりと間隔を空けられながら3連勝中の4歳馬◎
ディメンシオンに期待した。今年に入ってからは4戦3勝2着1回。前走
トルマリンSはデビュー以来の最高体重で2着馬に1.3/4馬身差。格上げ初戦とは思えない余裕のある勝ち方だった。スタミナたっぷりの母系を持つ
ディープインパクト直仔だが、やや気合が入りすぎるところもあるので、200mの距離短縮は好材料。重賞初挑戦で初戴冠の可能性も十分だ。
相手は同じ4歳牝馬○
フローレスマジック。
ラキシス、
サトノアラジンの全妹で、重賞でも2着1回3着2回。不安定な気性はまだ全幅の信頼を置きづらいものの、この秋は条件特別を2連勝し、軌道に乗った印象だ。
一発の魅力は▲
ハーレムライン。中山競馬場の芝1600mコースは
アネモネS優勝含め3戦2勝。馬体重の増減が激しいタイプなので当日の馬体重は要注意だが、自分の走りが出来れば、一角崩しも夢ではない。
ここ中山競馬場での
フェアリーS含めマイル重賞2勝、
NHKマイルC5着△
プリモシーンは55kgでも侮れない存在だし、重賞2着5回と堅実な△
フロンテアクイーン、良血馬△
リナーテも圏内だ。3歳馬△
リバティハイツも
フィリーズレビューの優勝馬だ。