25日、
船橋競馬場で行われた2R(ダート1200m)は、
張田京騎手騎乗の1番人気
キンノライチョウ(牡2、船橋・
岡林光浩厩舎)が、好スタートから終始先頭でレースを進めると直線で後続をさらに突き放し、2番人気
ジェイドロボスに8馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分12秒7(不良)。この勝利が、06年新種牡馬
マチカネキンノホシ産駒の初勝利となった。
勝った
キンノライチョウは、
父マチカネキンノホシ、
母シマノミモザ(
その父チーフベアハート)という血統。祖母に94年
中京記念(GIII)を制した
シマノヤマヒメがいる。05年北海道サマーセールにて350万円で落札されていた。前走の新馬戦では直線大外から追い込むも、ハナ差届かず2着に惜敗していた。通算成績2戦1勝。
新種牡馬の
マチカネキンノホシは、
父Seattle Slew、
母Alysbelle(
その父Alydar)という血統の米国産馬。98年11月のデビュー戦を制し、その後しばらく勝ち切れないレースが続いたが、99年
アクアラインS(準OP)で2勝目を挙げると、続く00年
AJCC(GII)で重賞初制覇を果たした。さらに同年の
アルゼンチン共和国杯(GII)を制し、その後も01年
日経賞(GII)2着、02年
京都記念(GII)2着など、中長距離重賞を中心に息の長い活躍を見せた。02年
札幌記念(GII-16着)を最後に、通算25戦4勝(重賞2勝)の成績を残して引退。現在は日高軽種馬農協門別種馬場にて供用されており、初年度は14頭に種付けを行い、10頭が血統登録されている。