「
有馬記念・G1」(23日、中山)
3番人気の3歳馬
ブラストワンピースが力強く抜け出してV。多彩なメンバーがそろった
グランプリを制し、待望のG1初制覇を飾った。鞍上の池添は単独トップとなる有馬4勝目。大竹師はうれしいG1初制覇となった。2着に1番人気
レイデオロが入り、3着が9番人気の
シュヴァルグラン。
武豊騎乗で話題を集めた、“障害の絶対王者”
オジュウチョウサンの果敢な挑戦は9着に終わった。
ブラストワンピースのオーナー・(有)シルクレーシングの米本昌史代表(43)は「すごいレース。直線に入ってからはとにかく叫ぶだけでした。興奮しました」と声を弾ませた。
枠順抽選に臨んだ際、池添の表情から並々ならぬ意欲を感じていたという。「彼は
菊花賞を1番人気で(4着に)負けて悔しい思いをしていたし、レース前に“1番人気じゃないんで勝負してくれ”と言いました」と明かし、「思い描いた通りのレースができたんじゃないですか。勝負強い騎手ですね」とGP男の騎乗をたたえた。
アーモンドアイと、
ブラストワンピースの3歳馬2頭でG1を5勝、古馬も含めて今年の重賞13勝目と大躍進の一年だった。「日本のトップクラスと証明してくれたので、大竹師が(来年)そういうレースを選択してくれると思います。日本の競馬も盛り上げていかないと」。海外はアーモンドに任せ、
ワンピースは国内中心のローテとなりそうだ。
提供:デイリースポーツ