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【2018GIプレイバック・天皇賞(春)】レインボーラインがGI初制覇、これがラストランに

  • 2018年12月31日(月) 09時00分
 伝統の長距離GI。今年の1番人気は昨年のこのレースでレコード決着の2着、その後ジャパンCを制したシュヴァルグランだった。2番人気は前走の阪神大賞典で久々の重賞2勝目をマークしたレインボーライン、3番人気は前走の日経賞で重賞初制覇、昨年末に芝へ戻ってから4戦3勝のガンコが続いた。

 揃ったスタートから、好ダッシュで飛び出したのはヤマカツライデンガンコシュヴァルグランは好位3〜4番手、レインボーラインは中団後方からの競馬となる。縦長の隊列は1000m通過60.1秒の平均ペース。2周目の向正面でヤマカツライデンがリードを広げるが、後続馬群は徐々に凝縮していく。そして4コーナーでは、シュヴァルグランガンコヤマカツライデンを交わして先頭に立つ。

 直線に入り、シュヴァルグランガンコとの叩き合いに、外目からクリンチャーが脚を伸ばして迫る。さらに内に進路を取ったレインボーラインが猛追し、ゴール寸前で粘るシュヴァルグランを差し切った。2着シュヴァルグランとはクビ差、さらに半馬身差の3着にクリンチャーが入った。勝ちタイムは3:16.2(良)。

「出入りの激しいレースにうまく対応してくれた。いい脚を使ってくれると信じていたので、できるだけ我慢しようと思っていた。直線は脚が残っていたから思い切って内を狙った。最後は何とか届いてくれと思って追いました」と振り返ったのは、勝利に導いた岩田康誠騎手NHKマイルC3着、菊花賞2着、天皇賞(秋)3着など、あと少し届かなかったGIタイトルを10度目の挑戦でようやく手にしたのだった。しかし、岩田騎手に笑顔はなかった。ゴール後に歩様が乱れ下馬していたのだ。「次も無事に出走できる状態であればいいな思います」という岩田騎手の願いは残念ながら届かず、「右前肢跛行」はその後「右前繋部浅屈腱不全断裂」と診断され、ターフを去ることとなった。

1着 レインボーライン 2人気
2着 シュヴァルグラン 1人気
3着 クリンチャー 4人気

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