前年は
ヒガシウィルウィンが勝利し、7年ぶりに地方所属馬が頂点に立った。2018年も同厩舎(船橋・
佐藤賢二厩舎)で
東京ダービー馬の
ハセノパイロはじめ地方の有力馬が揃う一方、
JRAからも重賞勝ち馬が参戦。人気は
全日本2歳優駿と
ユニコーンSの覇者
ルヴァンスレーヴが1番人気、2番人気に
北海道2歳優駿と
伏竜Sを制した
ドンフォルティス、3番人気に
ユニコーンS2着の
グレートタイムが続き、
JRA勢が6番人気までを占めた。
ゲートが開き、先手を取った
テーオーエナジーと直後の2番手につけた
リコーワルサーがレースを引っ張る。
グレートタイムは中団、その外を
ドンフォルティス、それらを見る形で
ルヴァンスレーヴが後方3〜4頭めの外を追走する。
直線を向き、粘る前2頭に後続が迫る。そのなかで、スパートを開始した
ルヴァンスレーヴが大外から一気に前を捕らえ、残り100mで抜け出し1馬身半差をつけてゴール。勝ちタイムは2:05.8(良)。
2着は3頭の接戦を
オメガパフュームが制し、クビ差の3着に
グレートタイムが入った。
6戦5勝で重賞3勝目を飾った
ルヴァンスレーヴの鞍上、
M.デムーロ騎手は「初めて乗ったときから素晴らしい馬。今日は3〜4コーナーの手ごたえもよく、直線も最後まですごくいい脚を使ってくれた。前でも後ろでも競馬できるし、どんな距離にも対応できる。これでもまだ緩い部分があるので、まだまだ成長すると思う」と絶賛。実際、2着の
川田将雅騎手が「勝ち馬は着差以上に強かった」といったように、
M.デムーロ騎手は先頭に立つと横を確認する余裕を見せていた。2歳ダート王者は、3歳になっても同世代を寄せ付けない走りを披露した。
1着
ルヴァンスレーヴ 1人気
2着
オメガパフューム 4人気
3着
グレートタイム 3人気