2017年
ホープフルS優勝を最後に勝ち星から遠ざかっている
タイムフライヤー(栗東・松田国英厩舎)。昨年はクラシック路線を歩んだこともあり、重賞では掲示板に載ることができない結果が続いた。しかし、今年の始動戦はG1を勝った中山芝2000m。
今朝2日は
中山金杯(1月5日・中山芝2000m)に向けた最終追い切り。
和田竜二騎手が跨って、CWコースでの併せ馬だったが、相手は格下とはいえ、近走1着2着の
レッドアトゥ。相手が軽快に先行していくと、それをしっかりとマークする形で追走していく。
4コーナーから直線に向く時にはきっちり加速して前を捕まえる体勢ができており、直線半ばでは相手を突き離した。結局、その差のままゴール。4馬身ほど先着だったが、ゴール前での重心の低いフットワークはいつもながら素晴らしい動きに見えた。
時計は6F82.4〜5F65.8〜4F50.5〜3F36.6〜1F11.8秒。見た目の派手さはもちろんだが、数字的にも申し分ない。久しぶりにベストと思える距離で、ベストと思える舞台でのレース。ここは本当に結果が欲しいところだろう。
(取材・文:井内利彰)