5日に中山競馬場で行われる
中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)について馬番・枠順別に検証していく。
最多となる4回の馬券絡みは4番と12番、3回の馬券絡みで続くのは1番、6番、11番。
内外の比較では、1〜4枠が9-5-4-57で複勝率24.0%、複勝回収率54%。5〜8枠は1-5-6-69で複勝率14.8%、複勝回収率68%。
京都金杯(および1回京都)は内枠有利として知られているが、実はこのレースも内枠有利の傾向が強く、勝ち馬の10頭中9頭までもが4枠より内の馬だ。しかも13番より外は、37頭出走して一度も馬券に絡んでいない。この中に1番人気馬はいないものの、5番人気以内が7頭含まれていて、11年
ミステリアスライト(2番人気8着)、15年
ラブイズブーシェ(3番人気14着)などが人気を裏切っている。
ただ、複勝回収率が示す通り、内枠有利の傾向はオッズに反映されている点が悩ましい。
また近5年に絞ると、二桁馬番で馬券になったのは16年
フルーキー(10番・1番人気3着)、18年
ストレンジクォーク(11番・10番人気3着)の2頭のみ。17年は3番→2番→1番の決着だった。
近年、中山の馬場傾向は開幕週から外差しが決まりやすくなっているが、このレースに関しては、内枠有利の傾向が継続しているようだ。