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【京都金杯】パクスアメリカーナ、素質開花 連勝で“ようやく”重賞初制覇

デイリースポーツ
  • 2019年01月06日(日) 06時00分
 「京都金杯・G3」(5日、京都)

 4歳馬パクスアメリカーナが1番人気に応え、重賞初Vを飾った。休養明けから2連勝と軌道に乗った期待馬が19年の飛躍を誓う。5番人気のマイスタイルが約2年ぶりのマイル戦にも対応して2着。11番人気の伏兵ミエノサクシードが3着と健闘した。

 本格化を告げる勝利だ。年明けの重賞で初タイトルを手にしたパクスアメリカーナ。厩舎期待の4歳馬が、19年の好スタートを切った。

 道中は好位の外めで折り合いに専念。直線で追いだされると、芦毛の馬体がグイグイと伸びる。早めに先頭に立ったマイスタイルをゴール手前できっちりととらえた。川田は「重賞なので楽ではなかったけど、いい競馬を組み立てられて勝ち切ってくれました」と満足げ。「もともと素質のある馬。うまくかみ合ってきたと思います。もう少し力をつけながら、そういう(大きな)ところへいけるようになれば」と飛躍を期待した。

 笑顔で人馬を出迎えた中内田師は「坂の上がり下りも上手に走ってくれた。しっかりと動かされて、しっかりと反応してくれたかなと思う」と評価した。休養明け2連勝と素質が開花。「良くなったのは精神面と肉体面。7カ月間競馬していない間に、心身ともに成長してくれた。期待していた馬。“ようやく”という感じです」と目を細めた。

 オープン馬の宝庫の中内田厩舎。2年前に無敗で朝日杯FSを制したダノンプレミアムも同じ4歳馬だが、デビュー当時の評価は厩舎内でも二分していたという。いよいよ、僚馬の背中が見えてきた。肩を並べる日も近い。

提供:デイリースポーツ

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