今年2月で松元茂厩舎は解散となります。これにより、
ガンコは今後も現役生活を続ける見込みなので、いずれかの厩舎に転厩することになります。
ガンコに適した番組を見ると、松元茂厩舎からの出走はまずこの
日経新春杯とあと1戦できるかできないか、というように察します。
「いつも頑張ってくれていますしいつもと変りないのですが、そう思うとやはりいつもとは違う気持ちが入りますね」と担当の中村助手。なんとかこのタイミングで結果を出してほしいものです。
前走の
ジャパンカップのあとは、これまでは走ったことのないレベルのタイムを経験してかなりこたえていたようですが、この中間は短期放牧に出てしっかり疲れをとっています。
「いまの京都は結構時計がかかる馬場ですよね。それは
ガンコに合っています。調教でも
藤岡佑介騎手がここ3週乗ってくれています」(中村助手)
最終追い切りは坂路でしたが、競馬当週でも軽めの調整というわけではなくしっかりと動いていました。
ガンコらしい、いい調整過程だと見受けられました。成績を見ると、比較的寒い時期に成績をあげています。昨年の
日経新春杯はハンデ52キロ、今年は57キロとハードルはかなり上がりましたが、それでも軽視はしたくないですね。
(取材・文:花岡貴子)